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現在のがん治療と治癒

 不幸にしてがんに罹った場合、今までは外科療法、化学療法、放射線療法の3大療法の中から選ぶしかありませんでした。しかし、これらの治療法は、初期のがんや白血病などに一定の効果があるものの、一般に侵襲性が高く交感神経優位の体調を更に進めます。抗がん剤や放射線はがん細胞に限らず分裂の盛んな細胞も強く抑制します。体の防御を担当している大切なリンパ系細胞も例外ではなく、その数を減らし、働きを極度に痛めつけてしまいます。加えて、がんの告知による恐怖は強い精神的なストレスとなり、顆粒球を増やし、リンパ系を著しく抑制します。そのため、従来の3大療法は多くの場合、副作用も多く、悪性の進行がん、転移がんや再発には無力であり、脱毛、機能障害、痛み、食欲不振、うつなど治療中・後のQOL(生活の質)が低いのも問題です。

 しかし、生活のレベルが昔に比べて遙かに高くなった今日では、がんは不治の病ではありません。治癒可能な疾患です。事実悪性度の高いものも含め、高熱の発熱のあと、がんの自然治癒例は数多く観察されており、その真の原因は自己の免疫の活性化によるがんの退縮・排除だと説明できるようになりました。しかしながら、多くの医師は「がんが自然治癒するはずがない」と思い込み、疑うことすらしてきませんでしたし、それが「常識」です。現代医学は自然治癒という事実に対して科学的に「メス」を当てることなく、その実態を検証するのを怠ってきました。その結果、具体的な統計すらありません。

 安保教授はがんを治すために取るべき行動をわかりやすく4ヵ条にまとめて、(1) 生活を見直す(働き過ぎ、心の悩みなどストレスを減らし、休養をとる)、(2) がんの恐怖から逃れる(極度の交感神経の緊張を取り除く)、(3) 消耗する3大治療(大手術、抗がん剤、放射線治療)は勧められても受けない、(4)副交感神経を優位にして免疫を高める、ことを提唱しています。

 私たちは、温熱療法はリンパ球を抑制する3大療法と組み合わせるべきではなく、自律神経免疫療法とを組み合わせでこそ免疫を亢進させがんの治療につながると考えています。